マエムラボ Work & Nature Log

熊本県奥球磨の中心、湯前町(ゆのまえまち)小探訪

昨年の秋、いつもの仕事のついでに熊本県球磨郡湯前町を訪れました・・。
以前の宮崎県西米良村の記事の続きとして、ドライブ後半に小探訪した記録です。

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ゆのまえグリーンパレス前にて

奥球磨の中心に位置する湯前町(ゆのまえまち)とは?

過去の西米良村の記事で触れた通り、熊本県球磨郡湯前町はいわゆる奥球磨(おくくま)と呼ばれる地域のちょうど中心に位置します。
実質的に球磨地域全体の中心となる人吉市からは、車で45分程の距離感となります…。

文字どおり球磨盆地の奥、九州山地の南に位置し、宮崎県児湯郡と県境を接し隣り合っていることも前記事で書いた通り・・。
九州山地南部の主峰である市房山(いちふさやま、1,721m)を擁する水上村(みずかみむら)とは北側で隣り合い、相当の面積が山深い地となっています。

また、他の球磨地域の町村と同じく*、平成の大合併を経たあとも従来のまま存続したようです。(*あさぎり町は唯一の例外で、中球磨5カ町村が合併しています。)

湯前町で行ったおすすめ観光スポット

ゆのまえ温泉(グリーンパレス)

この時に取れた宿は、「ゆのまえ温泉 湯楽里(ゆらり)」という温泉宿泊施設でした(「九州ふっこう割」利用)。結果的に西米良ドライブの起点としたのは、上述の記事でも書いた通り…。
当初は古くからの温泉かと思ったものの、至って現代的な温泉・宿泊、さらにスポーツや健康施設も一体になった広大な保養地でした(*半官半民的運営で「グリーンパレス」と呼ばれます。塩分を含む温泉の由来自体は興味深いでしたが…)。そう言えば、「湯前」という地名と温泉との直接の関係はわからず……

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ゆのまえ温泉 湯楽里HP:http://www.y-yurari.co.jp/

湯前駅~湯前まんが美術館

町の中心部には、くまがわ鉄道(現在は第3セクター運営で人吉市から延びる線の終着駅となる)湯前駅があります。歴史は大正時代からと古く、駅舎もちょっとレトロな雰囲気がある建物です。
駅前には広場があり、すぐ隣には現代的な観光物産館(「湯ーとぴあ」。この日「まんが図書館」なるものも併設中…)があります。

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物産館「湯ーとぴあ」

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駅のホームより

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駅舎内の様子

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湯前駅駅舎

駅の近くには、見た目にもちょっとユニークな「湯前まんが美術館」があります。なぜ、ここ湯前町で「まんが」なのかと言うと、湯前出身の那須良輔(なすりょうすけ、戦後に活躍した政治風刺漫画家)氏にちなんでいるから・・。
入館料は300円で、この日は特別な企画等は無く、那須氏の原画等をメインに展示されていました。(*イベント等のある日がおススメかも…⇒公式サイトへ

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湯前まんが美術館の正面

市房山神宮 里宮神社(さとみやじんじゃ)

お隣の水上村(みずかみむら)にある市房山(いちふさやま)は、この周辺で一番の標高があり、山岳信仰に根ざした地域のシンボル的山です。当神社の由来も、中腹にある市房神社と一緒にあった山岳仏教のお寺(普門寺)にあるようです。

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Google Earth より

市房山神宮とも言う山中の本宮はお参りが大変なので、この里宮神社ができたとのこと。実際のところ、この場所は古くには湯前城があって、その由来のお寺があったことも…。明治以降になって、廃れかけた神宮の遥拝所を再興したものらしいです。
いずれにしても、現在の社殿はなかなか立派で風格ある神社となっています。もちろん、地域でも依然として大きな役割を果たしているのでしょう。

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市房山神宮 里宮神社の社殿

湯前町その他のスポット

その他にも中心部のお店や食事スポットなどが紹介された「まち歩きマップ」も作られています。(→現地の主要スポットにあります。追記:観光案内サイトも発見…。)

この中で今回立ち寄った食事スポットは、夕食を食べた湯楽里内にあるレストランと駅前にあったちゃんぽんで有名な徳丸レストランです。
また、史跡スポットからは弘法大師の木像があるという「御大師堂(おだいしどう)」を訪れましたが、その木像は見ることはできませんでした。

その他に、宿の近くにある潮神社(うしおじんじゃ)・賽神社(さいじんじゃ)にお参りしたり、偶然に馬場稲荷の湧水なども遭遇しました。
翌日は半日程度の滞在で、結果として訪れたスポットほぼ全てを紹介しています…。

¨¨

総じて、盆地らしい見渡す限り山々に囲まれた懐かしい景色と、古い仏教等の文化や自然の豊かさが十分に楽しめました。
奥球磨の中心にあって、コンパクトで味のある湯前を一度訪れてみてはいかがかと……

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今回取り上げた人吉・球磨に近頃は縁があった一方、先日は震災後初の熊本市内に日帰り出張。業界の研修会でしたが、震災復興へ僅かながらの協力と中心街の様子を感じることができました。体調もやっとこの日ぐらいに戻りました…。
(※写真はすべて当日の湯前町にて。)

 

近頃の関心ごと
・熊本ラーメン(赤組、歴史)


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