春が近づくと新たな気持ちになるのは、気候の影響があるのかもしれません・・。
そんな季節を迎えるにあたり、個人的な仕事観の振り返りをします…。
自分に対する問いかけでもあるのですが、ブログ発信(一人語り?)をするようになったぐらいからを振り返ります。いろいろと語ってきた奥底にどんなイメージやバックボーンがあったか、備忘録的に残したくなったので・・。
まずは、ブログ・サイト等で表現しているのは、「人間性○○○」と言われている考え方が一番のベースになっています。「○○○」の部分は主に「心理学」(⇒参考)であり、「経営学」(やや特殊?)になります。
心理学分野の方は今もって全体を把握できていないものの、少なくとも経営学と言われているビジネス分野は、こうした本をきっかけに自分なりに見当がついてきた感じです…。
〔参考追記記事〕
「人間性」という言葉の発見は天外伺朗さんの本にあり、元々は心理学用語のようです。ここで表現したいことも、基本的には同じルーツだと言えるでしょう・・。
つねづね私が何を感じていたかと言うと、一つは教育や指導法についての違和感でした。
具体的には、一人ひとりがあまり尊重されていない感じを受けていたのです…。
これは学校教育を含む一般社会の価値観の現れとも言えますが、私自身がなんとなく感じていたことを、それら「人間性」の中では的確に表現されていたのです。
小難しい話は省くと、上記の天外さんが本で書かれているように、明治以来の日本の教育(方針)が強く影響しているのでしょう…。また、戦後は「企業戦士」という形でそれらがうまく機能し、効果を上げたことも大きな理由なのかも・・。
その是非はともかく、違和感の根本原因が特定できた気がしています。
〔参考リンク〕
「生きる力」の強い子を育てる 人生を切り拓く「たくましさ」を伸ばすために (人間性教育学シリーズ)
そんな自身の背景を考えれば、仕事でクライアントと向き合うときもいろいろと違和感が付きまとうはずです…。考え過ぎと言われれば、それまでなのですが。
例えば、ぶっちゃけ誤解を恐れずに言えば、最近はクライアントと依存的関係になることを好まなくなっています。士業と言えどもサービス業だという謙虚さは心がけたいのですが、「自分の頭で考える」ということを基本のスタンスとしたいから・・。
とは言え、この仕事の成り立ちからそうした面をあまり強調できない気もします。すべてを否定するということではなく、状況に応じて自己解決に導く感じでしょうか……
今までで一番納得したのが、経営と言えども「教育」だという考え方でしたし…。
(※言い換えればビジネスコーチかと・・。上から目線という事ではないですが…)
いずれにしても、2年前の大震災以降、急速に「人間性」重視への変化がさまざまな分野で加速しています…。
これらは根本的な変化でもあり、個人が手に負える問題ではないでしょう…。経済活動や企業の存在意義を問い直すぐらい、大きなテーマかもしれないので・・。
そして、私自身はこのことを踏まえた上で、草の根(の草の根?)レベルで行動して行くということを(密かに)考えている状況です。
〔あとがき〕
3月に入って、本当に暖かい日が増えています。月初には恒例の花粉や黄砂にPM~とやらまで、外の空気も微妙…。先週あたりから、やっと桜島もはっきり見える感じです。
文中の写真は、先日九州道を使って北薩に向かった際にパーキングエリアで撮ったもの。高速のPAやSAの芝生の上とかが結構好きなのです…。
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