このところ桜島の火山活動が活発化、さらに口永良部島の噴火もありました…。住む人にとって、あまり心地良いとは言えない一面です・・。
そんな時期、働き方や社労士の仕事とも関連深い「心地よい」職場と仕事について私なりにまとめてみます。
目次
「心地よい職場で、心地よく仕事したい」、そんな風に考える人も多いかと思います…。
ここでいうところの「心地よい」とは、単に仕事に甘いとか、野放図で勝手ができるとかではなく、「規律は保ちつつ、各人が主体的に工夫し、仕事の成果も出せている」状況をイメージしています。
表現を変えると、一方的な指揮命令型と対極にある「個人が尊重されながら自律的に仕事ができ、結果も出せる環境」と言えます。
おそらくごく一部の組織や職種ではこれに近い状態があるかもしれませんが、一般の組織ではなかなか難しいと感じるのではないでしょうか・・。
その意味で、憧れるけどなかなか叶えられない状況だと考える人も多いはず……
それ以前に、「そういう夢物語を語る前に現実を見ろ」的な意見に押しつぶされてしまうことも多いでしょう。
残念ながら、現状ではまだまだ理想論に見えるかもしれませんね……。
では、“現実的に”考えて、逆に「心地よくない」とはどういう状態なのでしょうか?
ともかく、とりあえず思いつくままにその理由を5つあげてみます(結構辛口です…)。
まず最初は、基礎的な安心できる環境が整っていない場合です。もちろん昔のような極悪なものは例外的でしょうが、精神的な面を含めて以前にこの記事で書いたこととほぼ同じ状況です。(マズローの欲求段階説的にも納得できます。段階は難しいですが…)
まさに、社労士が取り扱っている労務管理の土台部分と言えそうですね…。
まだまだ、このタイプが多いと思います。ワンマン体制でいわゆる独裁タイプだったり、過度の数字や売上至上主義になっている組織の場合です。上記1と同時だと、社会的にはやや問題ある企業とも言えるでしょう。
言うまでもなく、一部の猛者を除き、大多数の働く人にとって余裕がない環境でしょう。 もちろん、共感どころか納得いかないことが多い状態かと思います。
ある程度組織が安定していても、魅力的なリーダーの存在はやはり重要な要素でしょう。なんだかんだ言っても、上司の人間的な魅力が結構大きいのではないでしょうか…?
また、職場の人間関係についても、上司とソリが合わないと致命的になってしまうところが、勤め人としては最大のリスクと言っても過言でないかもしれません・・。
これもある程度ありうるケースでしょう。特に2とも関連しますが、売上至上主義で目的(ミッション等)を持たない組織だと、まともな人?は疲弊が確実です。
これはあえてそうしている(上記1,2と併せ世にいうブラック企業になっている)場合と、次の5のように環境変化に対応できていないケースで、結果として目的がずれている場合があると思います。
本来、「組織は目的があって作られる」という建前はともかく、時代や環境変化等で既にその目的が終わったり、変えなければいけない組織が延命しているケースがあります…。この場合も、4と同じ状態ですね・・。
このことは、経営面の課題でもある訳ですが、一応挙げさせていただきます。
以上は私の主観的なまとめですが、厚生労働省の関連サイトにもこれに近い調査データがありました。 こちらの方が客観的で、より高度で詳細なデータかと思います・・。
【厚生労働省関連ページへ(PDF資料あり)】
ここからあくまで一つの意見というか、方向性のメモ程度に留めますが、次のようなことが言えるかと・・。 (私自身のイメージとして、できるだけ言語化してみます。)
こうしたところで仕事したいと思ってきたし、そういう変化のお手伝いをできたらとてもすばらしいですね・・。
簡単ながら、「心地よい」職場づくりの方向性として勝手に挙げてみました。
結局、こうした問題意識は自分自身のテーマとも言えるので、これからの課題として捉え直しています。具体的アイデアも少しずつ練りつつ、まずは当面の基盤づくりを急ぎたいところ……
冒頭の火山つながりの後記を…。先日は半年ほど入山規制されていた硫黄山に(実はほぼ初めて)登ってみました。えびの高原での自然観察会に友人と参加した後、単独でミヤマキリシマや甑岳の絶景を楽しんできました。
近ごろの関心ごと
・働きやすい職場づくり(連合会)
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