今回はちょっとまじめ?に、社労士の仕事の意味について考えてみました。
当然、自分なりになる訳ですが、話題性や最近の考えも含めてまとめてみます。
今の仕事のスタンスはいつ頃から始まった(もしくは変わった?)か記憶が定かでないですが、どちらかと言うと、頼まれたらどれどれ…的スタンスが強かった面があります。
自分で言うのも変ですが、まるで「社会貢献が第一」とリタイア生活?かのような……
最近たまたま聞いた起業家向けの話しで、いつも刺激的なホリエモン(堀江貴文)氏の発言では、「社会のため、社員のためというのは二の次。まずは利益。」と言い切ります。
「志のある人が陥りやすいのは、正攻法を好み、社会貢献すれば利益は後から着いてくると考えてしまうことだ。」「ただでさえ起業は難しい、~(中略)~まずは自分が利益を取ることを考えよう!」と・・。
しかし、一方でそもそも事業拡大が第一の純粋な?起業家ならともかく、私に限らず士業ともなるとそう単純ではないのでは?とも…。
もともと士業を選ぶ時点で、何らかの社会性(良きにつけ悪しきにつけ…、主に信頼性や一種の安定性も)を求めているはずだからです。
そういう意味で、ここで言うことは双方のバランスの中で考えて行くべきかと思います。
まあ「割り切って行った方が良い」のであれば、結局どっちに持っていくかですが・・・
ともかく、“ある程度”社会性をも考慮していく前提のため、私自身は「労使の信頼構築」のサポートを根底に仕事をしています。実はあらためて言語化したのは最近なのですが、以前から心がけていたことです。
最近ブログでも書いたように、『働き方改革』はそれを後押しする面も感じますし・・。
ホリエモンの話題で分かりづらくなってしまいましたが、むしろ言いたいことは社会貢献と言うより、社労士が提供する価値(例えば、法令に基づくバランスある労務のサポートなど…)そのものと言えるでしょう。
おそらく、これまでは正面切って言う時代の雰囲気が無かっただけかと・・・
そう言いながら、どこか中途半端でエクスキューズに聞こえる面も否めません。やはり、ホリエモンの話しも踏まえて「段階を踏むこと」が一般的にはいいのかもしれません。
つまり、「利益が出せるようになれば、社会貢献や社員も幸せにできる。」意味で…。
ただ、それだけで結論付けるのは私自身は難しく、あえて第三の道を探してきたのです。理想とも言える、事業目的と社会貢献がつながりかつ利益を生む好循環になるという……
ただし、どちらを取っても勘違いにつながる諸刃の剣の面は気をつけたいところです。
結論としては、どちらを選ぼうとその人の選択であり、良い悪いの判断はできません。
かえって選択はあまり関係なく、やりながら修正していく程度がおすすめです。実は大事なのは、そのプロセスをできる限り多く繰り返すことだと言えそうですし……
以上、自分自身の思考整理になりましたが、理想と現実のバランスを見ながら、プロセス(循環)の中で楽しめる境地で仕事できれば良いのかと……
言葉で言うほど簡単では無く、なかなか遠い道のりではあるのですが…。
〔あとがき〕
12月も後半となり、実感ないまま毎年どんどん過ぎていってしまいますね・・。
文中述べたように、ブログに書くことで思考の整理ができるのは確かです。最近この効用を実感していますが、読むほうは観念的で好き嫌いが分かれそうではあります…。
(*写真は、最近の鹿児島中央駅付近の夜景より。)
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