私自身、ここ数年は社労士のフリーランス化というテーマを持っています・・。
現時点でそうした方向性を目指したとき、課題となることを自分なりにまとめます。
フリーランスは従来から存在しますが、最近より一般的になったと言えるでしょう。
冒頭で「テーマ」と表現したのは、「研究」であり「実験」であるとも言えます…。思い返すと、開業当初からなんとなくこだわってきた部分でした。
今となっては言い訳にしていた感もありますが、「士業(さむらいぎょう)」は士業本人が主体であって、組織化は邪道ではないか…という思い(筋違い?)があったのです。
それがカタチを変え、フリーランスへの世の流れでぶり返しただけかもしれないと……
今風に言えば、ちょっと先走った社労士の「働き方改革」とも言えるかもしれません。
結局、その答えは出せていないものの、その一部は正しく、また現実的には間違いであるとも言えるでしょう。ちょっと前にも、自分なりに思うことを記事にしています・・。
〔関連過去記事〕
あらためてフリーランス化を左右する一番のポイントは、一人でやるか複数人でやるかという問題。その意味では、社労士の基幹業務とされる手続業務が、実は最大の壁です。
社労士が関わる定番的業務として一定の需要があり、どちらかというと労働集約型なのが手続業務です。多くの場合で補助者(家族または従業員)を設けたり、また組織化を進めるところでしょう。
しかし、フリーランスは当然本人だけなので、ほとんどの場合でこの手続業務が足かせとなるはずです。実際に手続業務の顧問先が増えた社労士は、ほとんどがスタッフを抱えています。
経験上も、業務の性格や時間等、フリーランスには厳しい面があるのではないかと・・。
手続業務の壁はある程度予想していたとはいえ、やはり現実面は難しい問題です・・。
一人で対応可能なうちは良くても、それ以上になるとフリーランスを卒業する決断が必要になるという意味で…。
一方、手続業務を外してコンサル業務に絞れば、フリーランスを続けやすいでしょう。(例えば、先頃お会いした「採用コンサル」などの尖った形や年金専門など…。)
難しいのは、同時に手続業務も並行してやる(やらざるを得ない?)ことかなと・・。
一人だと両方とも中途半端になるか、もしくは時間的に苦しくなりがちで、なおかつ一旦手がけてしまうとなかなか撤退が難しい性格のものです。
今のところ結論としては、上記のような尖った仕事スタイルをとることが、フリーランスを続ける選択肢となるのかと……
厳しく言うなら、そうしたスタイルがとれるのはほんの一握りに限られるでしょう。尖るためには何か強力な売りがあることが必要で、誰でもできるものは価値が低い・・。
結局、社労士のフリーランス化を徹底しようとすれば、割り切った判断も必要かも……
〔あとがき〕
最近、ちょっとブログネタが出にくいときがあります。結局、毎日更新の他人のブログを見て心理的ハードルを下げ?、普段考えていることの中から記事化していますが・・。
(*写真は最近の鹿児島市内から、屋台村、中央駅、そして高見馬場電停の風景。)
近頃のGood & New
・しんこ団子(食べ比べ)
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