数年前にブログ上で独自の年度更新用のエクセルツールを公開し、さらに昨年は年度途中の料率変更に対応したアップデート情報を記事化しています・・。
今回、令和5年にも引き続き使えるのか、まずは自身で検証してみます。
あらためて、昨年度は雇用保険料率が2回変更されたことにより、年度更新時の「概算保険料」の計算に変更が発生しました。
当然私が作ったエクセルツールも変更が必要になり、そのアップデートをブログ上でしたところです。
今年度は「確定保険料」に影響するのはわかっていたものの、実際に今年の記入様式等を見ると、途中で料率が変わった部分の計算が昨年以上に複雑な印象・・。
最大の要素は、令和4年度中の「前期:4月~9月」と「後期:10月~3月」それぞれ実際の賃金額を集計し、保険料を求めるところです。(「確定」のせいもあるでしょう)
複雑に感じる(詳細は後述します)のは、料率変更された雇用保険だけでなく、労災保険(変更はなかった…)も同様に前・後期で分けて計算することが一つ・・。
また、最終的に確定保険料を求める際に、労災・雇用保険の合計額の1円未満の端数処理にさらに注意が必要な点です。
前回のアップデート記事の時に感じたのは、独自のエクセルツールの限界も近いかもしれないということ・・。
そもそも厚生労働省のサイトで公式にツール(画像紹介)が公開されており、それと比較してどうなのか気になります。
今回、このツールをダウンロードして簡単にチェックしたところ、それなりに作り込んであってやはり安心感もあります。
ただし、基礎データとなる賃金額の入力(算定基礎賃金集計表)に関しては、各月の合計賃金額(各区分ごとの労働者合計)を手入力する必要はあります…。
それさえクリアすれば、新たに設けられた2段階の確定保険料の計算表や年度更新申告書のシミュレーションも可能で、さすがに公式ツールと言える完成度というところ・・。
いよいよ、私の独自のツールを無理にアップデートする必要は薄れてきたかと……
あえて問題点を考えるなら、独自ツールの特徴でもある労働者個人別に賃金額を入力して集計するシートの有無でしょう・・。
私自身が意図したのも、この労働者ごとに賃金月額を入力するプロセスであり、いろんなチェックが一覧でできることなのです。
もちろん、別の賃金集計等(例えば給与ソフトの機能など)で事前チェックしておくことは可能でしょうし、その前提なら公式ツールでも問題ないかもしれません…。
しかし、どうせ少人数の事業所で紙の賃金台帳等しかないのなら、データの入力は1回で済ませた方が効率的なはずです。(入力ミスやチェックの手間も減るでしょうし…)
その意味で、独自ツールが役立つ場面も少なからず残るでしょうし、私自身そのメリットをバッサリ切り捨てられるかどうか思案中です・・。
加えて、データ集計とシミュレーションさえ正確にできれば、利用するツールはシンプルな方が個人的に好みではあります…。
まあ、その辺はそもそも独自にツールを作って利用してきた経緯もあるため、バイアスがかかっていることも事実・・。
結論は合理性と言うより感情的と言うか、自己満足?目的にアップデートして使い続けることもありかなと……
〔続編記事へ〕
〔あとがき〕
先月の出張先と意外に近いスポットとして、超懐かしい西都原古墳まで。学生時代以来で記憶は残っていなかったものの、興味深さに加えてとても気分のいい場所と実感・・。
その他の気になるところも再訪し、思ったより満足したかも…。
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