最近、昔からある「しんこ団子」を食べたら、結構作り手によって違っていました…。
県内発祥だと実は最近まで知らなかったのですが、これらから感じた商品の違いについてまとめます。
冒頭のように、調べると「しんこ団子」は鹿児島に古くから伝わるお団子のようです。
その由来として、日置市日吉町扇尾にあった深固院(しんこいん)というお寺を創建した石屋(せきおく)和尚が由来の団子が発祥とのこと。(⇒異説もあるようですが…)
確かに私の子供時代から存在していたし、あまり意識することなく食べていたのです。
20代の頃までは、鹿児島市内のお米屋さん「うのき屋」で買ったりもしていました…。
最近、ネット上で薩摩川内駅前の「●んこだんご」(●は「ち」)話題について見て、急に気になり始めたのです。
一見、お店等で良く見かける「みたらし団子」と似ているし、いつの間にか自分の中でも味の記憶があいまいになっていたこともあります。
今年の初詣のとき、露店で買ってみた結果、同じと思っていた味がどうも違う気が……。
そこで、本来?の「しんこ団子」を探して、食べ比べしてみようと思い立ったのです。
そうして、しんこ団子を食べる理由ができ?、県内の有名店で購入してみることに・・。
最終的には県内の合計3ヵ所の店で比較できました。最初は、ちょうど薩摩川内市に用事があったので、まずは前述の話題の店からスタートすることにします・・・
ところが実際に駅前に行ってみると、売っている様子はありません・・。やむなく次点として同市宮崎町の「おにつか」をめざして隈之城方面に向かいました。(当日は少々お腹の調子が悪く、味の方は第一印象だけになります・・。)
鹿児島市内からは、久しぶりに天保山のうのき屋(店名は「幸吉」、今回はタレが流れてしまいました)と初めて行く小川町にある「たんぽぽ」にてサンプリング?できました。
以上がとりあえず比較した全てのお店になります。印象としては作り手によって味に幅があり、ここまで違うのものか…と言う感じでした。
今回の食べ比べから導けるのは、同じように見える商品でも結構違いがあるということ。
特にしょう油をベースとした味付けは、甘さや焼き方など、アレンジでかなり幅がありそうです。(鹿児島独特の甘いしょう油なのか、各店のタレ等が違うのかは不明です…)
ちなみに、記憶にある味と近く、一番美味しかったのは「たんぽぽ」でした…。
「おにつか」はシンプルなしょうゆ味がメイン、「幸吉」はやはり記憶と近いもののタレ等の仕上げと値段が・・・
今回はそんな結果となりましたが、一つとして同じものは無かったとも言えるでしょう。
それぞれのアレンジで作っているとも言え、単純に優劣をつけることはできないかもしれません。もちろん、これはしんこ団子に限った話しではないでしょう……。
例えば、社労士の手続業務であっても、どのようなアレンジするかが重要ですね…。
ささいなきっかけで、しんこ団子の食べ比べを始め、同じ商品でも独自アレンジで異なることを学びました。
まぁ当たり前のことですが、外の世界から見たら同じでも違いがあるということを知ってもらうのは大事かと・・。
〔あとがき〕
今回クローズアップしたしんこ団子は、一本60~80円程で郷土菓子らしい素朴さがいいです。みたらし団子ほど甘くなく、しょう油の甘辛風味と香ばしさが魅力なのでしょう。未食の方は是非試していただければと。。。
近頃のGood & New
・すわはら(手打ちそば)
スポンサーリンク