しばらく前まで結構傾注していた「ファシリテーション」の番外編です。 (一旦、積極的テーマとしては終息させて?います…。)
業界での勉強会を総決算する意味でも、「人とのかかわり」について改めてまとめます。
一般的には「対人関係スキル」といってもピンと来ないかもしれません。おそらく「対人能力」とほぼ同義と思いますので、辞書での解説を挙げてみます。
人と向き合ってコミュニケーションをとったり社交的につきあったりする能力。うまく対人関係を築く能力。特にビジネススキルの一つとして言うことが多い。(「Weblio辞書」より)
こうした知識を体系化・手法化した上で、企業等の研修でトレーニングすることも増えていると感じます。
個人的願望を言うと、人とかかわる時はそうした技術や技法はあるとしても、その奥の「心」の面を併せた学びが欲しいところ……
いずれにしてもビジネス分野においてもこうしたスキル面を学ぶことや、リーダーシップ力が向上することは良いことでしょう。
対人関係スキルというと何やら難しそうですが、要は「人とのかかわり方」が大事なことは間違いないですし・・。
こうした対人関係スキルを、いくらトレーニングしてもリーダーシップが思うように行かないとしたら、前述の「心」の面がネックになっている可能性があります。
ざっくり言うと、表面的な技術だけでは何となく見透かされてしまい、感情的に受け入れ難いものになっているのかも・・。 自分が同じ立場だったとしたら、やはりそう感じるでしょうし…。
こうした人の心の微妙なところは、表立って言語化されないのかもしれません・・。
「心の問題は科学的でない(と思われている?)ので、教えられるものでない。」という暗黙の常識があるのでしょうか…?
そんな対人関係スキルを学び始めると必ず体験することになるのが、「ワークショップ」とか「ファシリテーション」です。 私自身も例外ではなく、自然とそうしたものに興味を持ちました。
その頃に偶然見つけたのが、以前書いた働き方研究家こと西村佳哲(にしむらよしあき)氏の著書だったのです。
その後、当地のイベントで実際にお話しも聴き、ワークショップやファシリテーションの微妙なところを良く表現されているなと感銘を受けました。
かかわり方のまなび方: ワークショップとファシリテーションの現場から (ちくま文庫)
中味を読むといろいろと考えさせられるのですが、たとえば、
足りないのは技術や心掛けでなく、”真剣さ”ではないかなと思う。
とか、
技術や道具には危ない側面があると思う。そのひとつは、手に入れると使ってみたくなることか。
など、本の中にはうなづける示唆や内省的ともとれることば(本質?)があります。上記のような文庫にもなって手軽なので、是非読んでみていただければと……
(*ここでの引用は抑え気味に。一時期、過剰に影響受けた反省?もあって…)
まとめると、対人関係スキルが大事なことは世の中的にもっと強調されて良いと思いますし、興味のある方は是非学んでみて欲しいところ・・。
ただし、その奥には人の「心」の微妙な問題があることも常に意識しつつ、相対する「人」に向き合っていきたいものです…。
業界の研修会で宮崎の青島に行く機会がありました。本当に久しぶりでしたが、日南海岸を南下して鵜戸神宮(うどじんぐう)への参拝も。「忙中閑あり」と言うところながら、最後の帰途上でちょっとヒヤッとしましたが事なきを得ました…。
(*今回の写真は、出張当日の宮崎・青島海岸の景色より。)
近頃の関心ごと
・家移り(北西)
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