以前の記事で、手書からパソコンでの給与計算に移行するおすすめをしました・・。
今回は初心者向けに、無料で使える給与計算ソフトを例にした注意点等をまとめます…。
給与計算の事始めから次の一歩へ
以前の記事でパソコンで給与計算することのメリットを挙げ、まずは Excel 活用や簡単なフリーソフト等で始めることを提案しています。
実際、私もクライアントに今回のソフト等を紹介したりして、給与計算のはじめの一歩をサポートしています。
その経験から、こうしたツールで立ち上げる時のポイントや注意点等をまとめてみます。
給与計算ソフトと言っても、本格的な業務用ソフトからインターネット上のフリーソフトまで様々にあります。その中で、今回は小規模な事業所向けでかつ初心者向けのツールの例を紹介します。
【上記の過去記事】
簡単かつ無料の給与計算ソフト利用
今回案内するソフトは、「ぷち給与計算」というシェアウエア(有料お試し版※)です。配布サイトのベクターからダウンドロードでき、処理人数が20人までだったら無料※で利用できるものです…。
MSオフィスのエクセルがベースですし、給与計算の事始めから次の一歩へちょうど良いのではないかと・・。
正直言ってちょっと前?の見た目ですが、今でも機能的には必要かつ十分なものです。
私も10年程前(2010年頃?)から使っており、今もって上記のようにパソコンでの給与計算の立ち上げ時の支援に重宝しています。
注意点としては、エクセルのマクロで動作することから、通常のソフトとは少し使い勝手が違うところ・・。とは言え、他のソフトも一時は試したのですが、今でも使っているのは結果としてこのソフトのみです。
※現状はテスト用と簡単なサポートがメインです。別途に顧客専用クラウド上で動作する、簡単かつ本格的なWeb給与計算ソフトを提供しています。
小さな会社で給与計算ソフトを使うコツ
それでは、小さな会社で給与計算ソフトを利用する際の簡単なコツをまとめます。
上記の「ぷち給与計算」を例にしますが、ある程度共通する部分になります・・。
(@実際に利用する、または継続する場合のガイドメモ・備忘録として…)
「ぷち給与計算」等の導入手順
- 「ぷち給与計算」をダウンロードする(⇒上記サイトより)
- ソフトの初期設定(料率等設定) を行いデータの入力を開始
- 給与の手当項目の確定及び金額の入力と保険料や税額の計算
- 給与明細(個人別)や給与支給台帳(月別)を表示して印刷
- 各月分の保存と前月複写機能及び賃金台帳(個人別)の確認
その他、保険料率変更等の際のバージョンアップに注意が必要です。特にぷち給与計算は新規のファイルに引き継ぐため、データの移行等がやや煩雑なので・・。
さらに、始める際に一般的な給与計算と共通するポイント(注意点)を挙げます。
給与計算を始める際のポイント
- 基本給と手当の区分は必須で、年度途中での変更は慎重に。
- 出勤日数と労働時間及び残業・休日出勤の内訳が原則必要。
- 保険料の設定は自動計算が便利だが、料率等変更時は注意。
- 所得税の扶養控除対象人数を確認し、正確に設定すること。
- 個人別の賃金台帳も労務管理上の必需品になることに留意。
上記ポイントは、手書きやエクセル上での計算であっても同様に参考になるものです。
いずれにしても、ぷち給与計算のようなソフトを使って始めることはおすすめの選択肢になるかと・・。
今回、私が利用してきた簡単な給与ソフトを例にして、初心者向けにまとめました。
パソコン利用を前提とするなら、給与計算の最初の一歩の参考にしていただければと……
〔あとがき〕
ちょっと前からブログの下書きを音声入力でやっています。使っているツールは Google ドキュメントの機能で、ノートパソコンのマイクに話したら自動で文字化できるのです。文章の基礎部分だけに留まりますが、文字変換の正確性はかなりのものですね・・。
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