祝・新社会人、これだけは知っておきたい労働法のポイント

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今年も「桜の花びら~散~る~頃…♪」になりました(^_^)。
今週後半は天気が崩れ気味で少々残念ですが、それもまた自然・・・
そんな春の季節に、新社会人に向けて労働法についてのまとめです。

労働法とはどんな法律か?

ここ1年ぐらいの間で数回、職業訓練校などで労働法について話す機会がありました。
小1時間程度の基礎知識の解説ですが、誰でも分かり易いように話していましたので、新社会人に向けて、今回ブログ上で再現してみます。

こうした場でまず最初にお話しするのは「労働法」の意味です。通常、憲法の勤労権に「勤労条件は法律で定める」とあるところから切り出します。
そして、「労働法」という個別の法律があるわけではなく、労働基準法等をはじめ、例えばパートタイム労働法などの労働に関する法律をまとめて労働法と呼んでいることをお話しします。

さらに、労働法の目的や適用対象について話を進めます。
労働契約を結ぶのは企業側と労働者になるわけですが、労働基準法(以下「労基法」)では契約は自由に結べるという一般的な原則を外して、労働者の保護を図っています。(次に出てくる労働条件の最低基準がその柱。)
そうした意味で、誰に適用されるのかということも重要であり、この法律が守られるために労働基準監督官等の仕組みがあることも伝えています。

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労働条件の通知と原則等について知る

具体的に労働法の内容に入っていきますが、やはり労働基準法で定める内容が主になります。
まずは、第15条の労働条件の明示(通知)について。 会社等で働き始めるときには労働契約を結ぶことになるわけですが、必ずしも実際に契約書を交わさなければならないわけではありません。

しかし、現実には労働条件を口頭だけで決めていると、後から言った・言わないの問題になりがちです。
これは何の契約でも一緒ですが、とりわけ雇用関係は契約条件等を文書で確認しておくことが大事になる傾向が強いですね。

そこで、労基法は採用時に労働条件を文書で通知することを企業側に義務付けています。通知する内容も、契約期間や仕事の内容、賃金の額や支払方法、また労働時間等の勤務に関することなど一定の基準があります。
また、こうした条件等には労基法が最低基準※1を定め、それを下回ってはならない「強行法規」※2となっています。

※1:労基法で定める最低基準の主な例
賃金支払いの原則:通貨で直接本人に全額を定期に支払うこと。最低賃金を下回らないこと。出来高払制、請負制の場合は、労働時間に応じて一定額を補償すること。
法定労働時間:法で定める労働時間の上限は、1週40時間、1日8時間。各事業場で定める所定労働時間は、法定労働時間を超えることはできない。小規模な一部業種では1週当り44時間の特例がある。
時間外労働・休日労働:法定労働時間・法定休日を超える労働を命じるには、いわゆる36協定を締結して労働基準監督署へ届け出ることと、2割5分増以上等の割増賃金を支払うことが義務づけられている。

※2:「強行法規」とは、法令中の規定のうち,当事者の意思によってその適用を排除できない規定。公の秩序に関わる法規,弱者保護を目的とする法規,第三者の権利義務に関わる法規など。強行法。強行規定。(「大辞林」より)

「労働契約法」は何のためにあるか?

6年ぐらい前(平成20年施行)ですが、「労働契約法」という法律が新しくできました。
こちらは、これまで説明してきた労基法とは意味合いが異なり、言わば労使間のトラブルを未然に防ぐための法律です。

その内容は、実は過去の裁判例で固まってきた民事上の判断ルールが書かれているだけなのですね。
労基法が最低基準となっているのは上述の通りですが、労働契約法(以下「労契法」)は労働に関する契約上の原則ルールを、あえて国が示しているものと言えます。

さらに労基法との違いは、労働基準監督署等の監督機関による行政指導を前提としていないことです。
分かり易い例えだと、労契法は「解雇の理由については、合理性や相当性が必要です」と定めるのみで、具体的な判断は裁判所に任せるということになるのです。(原則は行政が判断しないという意味で、解決を援助する制度と窓口はあります。)

 

こうした最新の労働法の知識は、自分自身、学生時代に教わった記憶は無いのですが、新社会人にとってこれから重要な知識になってくると思います。

以上、できる限りまとめましたが、実際の話しの中ではもっと細かい解説もアレンジして行っています。
まあ、それでも当然限られた時間であり、おのずと限界がありますが・・・
学校等での出前セミナーのご依頼も承っておりますので、こちらからお問い合わせください。)

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お花見もピークですが、最近では夜+バーベキューはちょっと苦手になりました・・・ やや軟弱気味?ですが、天気の良い昼間に重箱でも拡げるのが好みかも。  まあ、休日ならちょこっとビールぐらいは良いかもしれませんね。。。
(写真は市内の名所「多賀山公園」と、花見のメッカ、甲突川沿いの様子です。)

 

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