先日、経営やリーダーシップについての講演を聴いてきました…。実は結構な興味分野なものの、直球的なものはやや苦手・・。
今回の講師のお話しはなかなか響いたので、このテーマでまとめてみます。
目次
その講師とは、元スターバックスコーヒー・ジャパンCEOの岩田松雄(いわたまつお)さん。実は今まで知らなかったのですが、リーダーシップに関する本を出されたり講演等も行われています。
スタバの前は、あの「ザ・ボディショップ」はじめ、数社の経営を手掛けてこられたとのこと。元々は日産自動車の社員で、アメリカ留学後にコンサルタントを経て企業経営者に転向されたとのこと。
MBA取得者らしく、日本では珍しい「専門の経営者」として、それぞれに短期間で成果を出されてきた実績も…。他にも、コカコーラ社やゲーム業界など経験されています。
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今回の講演会のテーマは「ミッション経営」と題されていました。さらにサブタイトルに「~勝てる組織をつくるための、これからの企業リーダーのあり方~」ともあります…。(*傍線は管理人による)
当日の講演のことばから、特に印象に残ったものを語録ベスト3としてあげます。
これは上記の著書にもありましたが、「地位は権力ではなく、責任である」と表現されています。講演中は辛うじて聴き取れましたが、いわゆる「ノーブレス・オブリージュ」ということと同じでしょう。
これは、リーダーシップについての一番の盲点というか、一般的な常識とは違う部分かもしれませんね。。。
ミッションに限らず、企業は何のためにあるのかについて考えさせられる大事なポイントとして印象的です。講演でも「天の啓示」的に強調されていたのが印象的でした。
こちらも盲点なのか、一般にはほとんどの経営者が「利益のため」と答えるとのこと…。いろんな意味で、新世代の経営者を感じさせる言葉でした。
名著『ビジョナリーカンパニー2』の中にある、「針鼠(ハリネズミ)の概念」がベースになっているとのこと。
組織のミッションについて、「情熱を持って取り組めるもの」、「自社が世界一になれる部分」、「経済的原動力になるもの」の3つの円が重なる部分を目指すという内容です。
これを個人レベルに当てはめて表現されのが、「好きなこと」「得意なこと」「人のためになること」です。
同じくこの3つの円が重なる部分が、個人においてもミッションとなるとのこと・・。
地元の信用金庫が若手経営者向けに主催したもので、参加して正解でした。何となく目に入った、「ミッション経営」というチラシのワードに反応したのかもしれません…。
今回の参加後に改めて感じたのは、このような知識を得ることは大事でしょうが、どうしても他人事になってしまいがちなこと・・。(自分自身もその傾向が強いと反省…)
その意味で、他人事ではなく、まずは自分から実践するという“覚悟”が必要と言えます。
もし、「自分はリーダーではないし・・」と感じたら、良く言われるように「自分自身のリーダーは自分である」という言葉を思い出したいものです。
前述の「ミッション」について、個人レベルに落とし込んだ場合と同様でしょうし…。
たまたま参加した立場でしたが、これほどの内容の講演を聴けた若手経営者達を羨ましく感じたぐらい…。本音を言うと、講師の立派な経歴に自分とかけ離れた感じもしましたが、講演後に読んだ著書もすばらしく、すっかりファンになっていました…(笑)。
「ミッション」と「リーダーシップ」。 多少なりとも経営現場に関わる者の一人として、これからも学び続けたいテーマです。
主催は「そうしんブレーン21公開講演会」で、城山(観光ホテル)の大会場がほぼ満席だったのには驚きでしたが、知人の経営者に遇ったのもちょっとびっくり・・。
(*写真は、鹿児島の歴史的リーダーゆかりの銅像スポットから。)
近頃の関心ごと
・『現代人の病』フランクル
・県立図書館のサービス
Pickup! 次の記事も書いています。
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年度替わりの諸々が落ち着くまで気が抜けず・・。一方で、懸念だった更新完了がようやく見えてきたところ‥。