霧島・新燃岳の噴火で、山歩きに影響する登山道の規制も発表されています・・。
紅葉シーズンにはつらい状況ですが、もう一つの霧島の楽しみとしてホテル立ち寄り湯についてまとめます。
平成29年10月11日の新燃岳の再噴火に伴って、同15日に新たな規制が発表されました。
主な規制は、火山の噴石等の警戒範囲が半径2㎞から3km以内へと拡大され、立入規制の場所が増えています。
まず新たな登山道規制(制限地域)は次の通り。
ようするに、霧島の代表的な登山コースの韓国岳と大浪池は全面的に規制されています。
また、県道104号線(新湯三叉路~高千穂河原)の規制により次の施設も閉鎖されます。
いずれも新燃岳に近くやむを得ないですが、当然温泉利用もできなくなることに…。
ただし、近くの高千穂河原をはじめ、高千穂峰登山は今回の規制対象外ではあります。
特に紅葉シーズンを迎える大浪池登山ができなくなり、残念な秋となってしまいました。今のところ、えびの高原西側(エコミュージアムセンター~白鳥山・池巡りコース一部)は規制されないようですが、火山ガスの状況によって施設が閉まったりはします…。
霧島の紅葉はここ数年の楽しみだったので、ちょっとしたロス状態?かも・・。
そのカバーというか、もう一つの霧島の楽しみとしてホテル立ち寄り湯をクローズアップします。言うまでもなく霧島は温泉地としても一級で、ホテルも多数ありますので…。
さて、霧島温泉の歴史をひもとくと、代表的ホテルである林田温泉に辿りつきます。実はここが今年11月6日で休業するということを知り、最後に温泉だけでもと先日立ち寄り湯に行ってきました。(休業の理由は、宿泊棟の耐震性等のようですが…。)
本当に久しぶりでしたが、近年は岩崎グループの霧島いわさきホテルとして運営され、「御山の湯」の名称で旧ホテルからの温泉が解放されていました。施設自体(記憶の範囲では)ほぼ従来通りで、今もって温泉の泉質を含め県内でも群を抜く規模を実感・・。
一方、以下に過去体験した霧島のホテルも含めあらためてリストアップします。いずれも、立ち寄り湯の受入も原則しています(※受入の時間制限や当日の可否等に注意)。
林田温泉の手前側にあり、硫黄谷の山間に建つホテルです。ここの温泉は「庭園大浴場」という大規模さが驚きで、1回は訪れてみたいところです。
霧島山上ホテルは、霧島の丸尾交差点から霧島神宮に向かう途中にあります。(⇒現在は名称も「天テラス」と変わり、温泉の利用状況は未確認です。)
霧島温泉の中心地・丸尾に建つ、歴史ある観光ホテルです。上層階にある大浴場等、立ち寄り湯が可能になっています。
今回のホテル群の中では、比較的リーズナブルなプランがあるホテルです。温泉施設は、大きめの大浴場とほどほど?の露天風呂があります。
丸尾の少し手前から入る、牧園町の山中に存在するホテルです。温泉のバラエティも豊富で、景色のいい露天風呂も楽しめます。
なお、私の入湯未体験は、霧島国際ホテル、霧島ロイヤルホテルなどになります・・。
(参考:ホテル以外では丸尾の「前田温泉 カジロが湯」が銭湯料金で楽しめます。)
硫黄山を含めた火山活動による規制は、霧島が現在も活火山であることの証明かも……
山歩きには残念な影響が出るとは言え、生きた自然が相手であること思い出させます。
自然を楽しむと言う意味では、そうした厳しさもあることを自覚したいところ・・。
その分、自然の恩恵としての温泉のすばらしさを、より実感できるという訳です。
現在進行形の霧島の自然を安全に楽しめるという意味で、ホテルの立ち寄り湯は満足度が高いものです。
是非、この機会を活かして一度訪れてみていただければと・・。
もちろん、冒頭の規制情報等には十分注意し、安全を確保することは大前提……
まあ、この秋はともかく、早めに上記規制が解除されることも期待しつつ。。。
〔あとがき〕
記事中の旧・林田温泉は、本当に数十年ぶりで懐かしいでした。おそらく施設のほとんどは往時を引き継いだもので古さも感じましたが、あらためてその施設規模やデラックス感が大きいなと……
近頃のGood & New
・御山の湯(最初で最後?)
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