鹿児島暮しの定番とも言える温泉・・。今回は県内の鄙(ひな)びた温泉地のランキングとしてまとめます。季節柄、お花見で冷えた時にも良さそう……
目次
とあるサイトを見ていて、ちょっと興味深い発見がありました。 なんでも温泉に含まれる「メタケイ酸」という成分が肌等に良いという話題です。 (まだ、定説ではないようですが、そうした記述のサイトも多いです。)
ありがちな話なのですが、最近このことに注目しています。
少し調べてみると、数年前に行きつけだった温泉は結構この値が高いだとか、指宿の温泉はその倍以上(!)のところもあるとかを知ったのです。
ざっくりと言うと、この成分が50mg以上が有効で、100mg以上だと美肌効果等が有るとのこと。この基準で言うと、その行きつけは100近く、指宿とかは200以上なので間違いなく「美肌効果有り」と言えるでしょう。
〔関連過去記事〕
さて、そんな新たな温泉豆知識もさることながら、今回はタイトルの通り県内でおススメの鄙(ひな)びた温泉地をランキング形式で紹介します。
残念ながらメタケイ酸の値は未確認ですが、おそらくどこもそれなりに高いはず(aboutですいません)・・。
「本当は教えたくない」と形容したくなる名湯・秘湯ながら、さつま町の山奥にあるため鄙び度で一番とした紫尾温泉からです。
薩摩川内市と出水市に跨がる紫尾山の東側に位置し、別名「神の湯」とも言われる抜群の泉質を持つ温泉。一番メジャーなのは区営温泉で、他にも旅館が3軒ほどあります。
派手なエピソードや演出等は皆無ですが、山里らしい静けさに癒されます。この一帯に昔は大きなお寺(神興寺という地域の信仰の中心)があったという神秘性も手伝って、訪れるたびに「恬淡」(てんたん)とした気分になれる場所です。
⇒紫尾温泉組合へのリンク
こちらは指宿市内ですが、いわゆる温泉街とは離れた内陸部に位置します。鰻池(うなぎいけ)という火口湖の畔(ほとり)の集落内にひっそりとある感じ・・。良く見ると民家の軒先にも温泉の湯気が立ち昇り、ここが天然の温泉地であることがよく分かります。
温泉施設は区営の温泉と小さな民宿が数軒あります。また、あの西郷さんが滞在した場所の跡地やエピソード等もあって、鄙び度を一層際立たせて?いますね・・。
個人的には、このあたりの風景からなぜか「桃源郷」(とうげんきょう)ということばを思い出してしまいます。
⇒区営鰻温泉へのリンク
薩摩川内市の北部に位置する県内でも有数の古くからの温泉地です。風景としての鄙び度では、むしろこちらがナンバー1かもしれません。
西郷さんの滞在やドラマ撮影で使われたエピソード等も豊富で、かつ全国名湯100選に選ばれたぐらいの泉質のお湯ですから申し分ありません。
以前からたまに訪れていますが、最近では「ゆすら」という新しい温泉旅館に立ち寄っています。
上記2、3と並ぶ西郷さんの滞在エピソードが残る古くからの温泉地です。場所は、吹上浜からも程近い日置市吹上町湯之浦。街の中心地から近いものの少し離れた場所にあって、昔ながらの旅館の建物なども残っていて風情があります。
泉質は硫黄泉で良い温泉なのですが、立地的な面やらで個人的に行く機会が少なくなっています。(追記:2022年に新装なった「ふくずみの湯」はおすすめ。)
〔日置市観光協会サイトへ(一部)〕
上記の4ヵ所とは少し趣向が異なりますが、あえて最後に入れ込みました。場所は、薩摩川内市と合併になった樋脇町(ひわきちょう)にあります。温泉施設のバラエティは多彩で、小さい施設から大きめの旅館等まで選択できます…。
今回取り上げた理由は、最近立ち寄った際にゆっくり見てみると、もう十分に鄙び感が漂っていたから・・。これまで紹介した温泉よりは近代的ですが、メイン通りなどでは昭和の温泉街の雰囲気が味わえます。(→鹿児島県観光サイトへ)
冒頭に取りあげた「行きつけ…」とは郡山温泉で、鄙び度はともかく、隠れた名湯としておすすめです。ほかにも指宿、霧島の一部を始め、妙見、安楽などの古くからの温泉地でも相応の鄙び感が楽しめますね…。
また、個人的にはほとんど未開拓の吉松(湧水町)や垂水市、また県境に近い県外未訪地にも機会をみて訪れたいところ・・。
県内離島の方は難易度が高いので、いずれチャンスがあれば……
ということで、まだまだ鹿児島には鄙びていてもいなくても、すばらしい泉質や雰囲気を持った温泉が数多くあります。
今回のおススメ温泉地を始め、鹿児島の極上の温泉を楽しんでいただければと……
春爛漫で本格的な桜の季節になりましたが、まだまだ朝晩冷えるときも・・。
冒頭触れたお花見もいいですが、冬になってから山歩きも縁遠くなっているのでそろそろ出かけたいところ…。しかし、その前にやることも多々…と言う年度初めです。
近頃の関心ごと
・メタケイ酸(そのまんま)
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