独立前後を振り返ると、試行錯誤の時代は長かったです。色々と反省はあるものの、独立に至る中で大きく影響を受けた人や言葉は忘れないもの・・。
今回は、そんな人や言葉について紹介しつつまとめます。
60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
神田 昌典ダイヤモンド社
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以前、この本の中の一節に大きく影響を受けたことに触れました。 まず、その言葉を紹介してみます。当時、大きな感動と衝撃を受けた言葉とは、次のあとがきの一文でした。
“ ビジネスは単なる金儲けの手段ではない。 この現代で、社会を変革する最強のツール。それがビジネスなのである。”
前後の文章や、全体を読まないと言葉の重みが伝わらないかもしれませんが、自身はこの一節を読んだ瞬間、まるでハンマーで頭を殴られたかのようなショック(=それぐらいの感動)でした。
冷静に見れば理想論とも思える言葉ですが、さんざん「金儲け」の話をした後に聴く言葉として意表をつかれたのかと・・。(本書の内容は、経営戦略の構築法ですし…)
「単なる金儲けの手段ではない」、本書全体の底流にそうした意思が感じられました…。
当時、心理学の面に興味が強くなっていたことや、今ひとつ引っ掛かっていた部分だっただけに、まさに自分のための言葉だと感じたのです。
今になって思うのは、こうしたきっかけに良くも悪くも敏感だったということ。
さらに遡り、社労士になるかどうかに大きな影響を受けた日を振り返ります…。
資格での独立を決め、会社を退職してから早期に社労士に絞り込みました。まずやるべきことは現場をみることだと考え、社労士事務所職員に雇われることを目指したのです。
結構苦戦(当時から社労士事務所の求人数は限られ、狭き門でした…)した後、ようやくある事務所に採用されました。
なんと言っても、このとき業界に入れたことが一番の転機だったのですが、さらに「社労士になる」ための出会いはその事務所勤務時代のことになります。
職員として参加したとある研修で、大きな影響を受ける人と出会ったのです。いわば名実ともに業界リーダーの方でしたが、そのちょっとしたスピーチが嵌まったのです・・。
内容として主題とは言えないのですが、表現自体が社労士の在りようを見事に突いているように感じたのです。ある意味ざっくばらんに本音を突くというか、そうした真っ直ぐな人柄に惹かれたといっても良いでしょう。
もともと、ビジネス世界に興味を持てたのが本田宗一郎(ホンダ創業者)氏の本を読んでからでしたので、そのキャラクターを重ねていたのかもしれません・・。
そんな人柄の方が業界リーダーなら、自分でもやっていけるかもしれない…と決意できたのです。(実際に始めてみると、そう単純では無かったのですが…)
そもそも資格が必要な仕事ですから、前述の業界の扉を開いてくれた事務所へは、いくら感謝をしてもしつくせません・・。
ただ、気持ちの上で「この仕事でいいのか…?」という迷いを吹き飛ばしてくれたのが、結果としてこのときの言葉だったのです。
最後の具体的な言葉は伏せていますが、そうした身近な人や言葉から影響を受けることが少ない自身としては、大きく印象に残っている出来事です。
本にせよ、実際の出会いにせよ、たった一言で人生の覚悟を決めた言葉は強烈・・。
今回は、そうした出会いの「感度」を高くしておくことをおすすめして終わります。
この1週間、台風や予期せぬアクシデント、また今回の話題とも関連する大きな出来事もあり、ちょっとした波乱続きでした。来週から、また新たな日々が始まります・・。
(*今回の写真は、前記事と同じ高千穂峰登山時のもの。)
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