中小零細企業のメンタルヘルスに「KIZUNAカンパニー」

Pocket

今年の初めにあった社労士業界向けのとある講演会を聴きました。
主な内容はストレスチェックをはじめとしたメンタルヘルスでしたが、その中で提唱されている興味深いプログラムを中心にレポートします。

今また「ストレスチェック」で注目されるメンタルヘルス対策

昨年(27年12月)から法律で義務付けられたストレスチェック制度(労働安全衛生法による)ですが、社労士業界でも一大トピックとなりました。労働者50人以上の事業所に義務付けになるわけですが、もちろん多くの中小企業でも対象となります。

管理人も所属会の研修等の担当としてちょっとだけ普及啓発に関わり、業界内での興味の高さを実感したところです。その際の講師は東京の産業医であり社労士でもある下村洋一先生でした(27年10月実施)。

ストレスチェックという名称からもわかるように、事業所におけるメンタルヘルス対策の一環にはなります。
最近はうつ病等の増加で注目されてきたメンタルヘルスですが、新たなトピックとしておのずと注目が集まりましたね。

 

*以前書いた社労士とメンタルヘルスに関する記事

メンタルヘルスをどう生かすのか?社労士ができることと、できないこと。
最近では、社労士の仕事の一つとしてごく当たり前になってきた「メンタルヘルス」というテーマ。いろんな背景とか必要性があってこれだけ普及したのだと思いますが、 「ストレスチェック」制度等の新しい動きもあ...

 

そもそも中小零細企業ではなかなか進まないメンタルヘルス対策

そうしてストレスチェックを契機にさらに関心が高まったメンタルヘルス対策ですが、実際の中小零細企業ではまだまだ進んでいないのが実状です。
今回取り上げた講演会の講師である池田智子(いけだともこ)氏(日本保健医療大学教授)も、大企業等では対策済みである一方、零細企業での未対策という問題点を指摘されています。

さらに、産業保健や国民全体の健康施策の面から、ストレスチェックは1次予防(この理解も大事ですが)に属するが、最近の新しい潮流として0次予防に移ってきているとのこと・・。

「0次予防」は、医学的な手法によらず社会の構造や機能改善を主体とする施策のようです。
これを会社組織に当てはめると、「メンタルヘルス不調者が出る以前に組織や労働者を健康な状態に導くもの」で「生産性向上や業績アップも図れる」施策になるとのこと。

 

IMG_1073-001

 

組織改善にも役立ち、誰でも分かりやすい手法…「KIZUNAカンパニー」

その実践的な施策として池田氏ら(産業保健機関と共同)が研究・開発した手法が、今回取り上げる「KIZUNAカンパニー(キズナカンパニー)」です。
KIZUNAには、それぞれ意味があり(動画リンク)ますが、この名称が誰でも分かりやすく、興味を持った大きな理由です。「絆(きずな)」を連想させると同時に、響きも力強く語呂も良いと感じました。

具体的な内容も、産業保健活動の一環となる上で、社員の話し合いを重視した職場改善活動を主体としています。(科学的な検証もある。)
いわゆる、現場が主体的に取り組む職場の活性化策とも言え、以前管理人が学んだ「ES向上」などの組織活性化手法とも重なる部分が感じられました。

とりあえず講演を聴いただけ(実はDVD視聴です)の状況ですが、ストレスチェック義務付け対象ではない零細企業も含めて薦められる良い取り組みだと思っています。(早速、3月の同業者間の勉強会で軽く紹介したりもしています)

 

是非、ご興味を持たれた方はインターネット上からリンク先等をご覧の上で研究してみていただければと・・・(福岡産業保健推進センターページへ)

管理人としても、今後もし可能であればこのプログラムを使って何か地元企業等に貢献できる方法はないかと思案中です・・。

1-IMGP5468
3月初め頃にDVDを見ましたが、上記の勉強会での紹介に次いで、ブログで取り上げてみました。
今回の写真は日当山温泉付近の風景から。夕日と川原は普通にメンタル復活?に効きそうですね・・。

 

近頃の関心ごと
・デジラ(スマホアプリ)


ブログランキングに参加しています。


にほんブログ村


≫最新記事一覧

関連記事

Pocket