経営者と労働者のコミュニケーションと対人能力

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前回取りあげた、「労使の信頼構築」の入口とも言える労使間のコミュニケーション…
土台の労働環境と同時に重要と思われ、対人能力の不足という視点からもまとめます。

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市内加治屋町にて(甲突川)

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信頼構築には具体的なカタチが必要…?

「人にやさしい」や「人を大事にする」などは最近良く見かけるフレーズです。いわゆる『働き方改革』が打ち出されて以来、業界周りでもその頻度は増えていると感じます。

「人を中心に…」などは私も掲げてきましたが、あえて言うなら、これらは抽象的な表現です。イメージ的に使われる面もあるでしょうし、キャッチフレーズならなおさら……

何が言いたいかというと、「信頼構築」には具体的なカタチが必要だということです。
いくら言葉だけで「大事にする…」と言っても、実際に見える形で表現しなければ「絵に描いた餅」ですし・・。

〔参考過去記事〕※「対人能力」の解説有




経営者と労働者のコミュニケーション

さて、それでは具体的なカタチは何なのかというと、一番分かりやすいカタチは「モノ」でしょう。
例えば、普段使うモノに気を使うことが有効かと思います。ちょっとした備品でも意志として伝わるという前提で……(最近、ある学びで教えていただきました。)

次には、「お金」もやはり無視できないものです。具体的な賃金や賞与等の金額で、各人に相応に報いることは当り前ですが大事でしょう。
ただ、難しいのはその額が単に大きければ良い訳でもなく、実際に出せる金額にも自ずと限度があることです。

そこで、一般にあまり顧みられないながら意外と重要だと思うのが、経営側の労働者とのコミュニケーションです。上記のような「モノ」や「金」を努力しても、これをおろそかにするとすべてが水の泡になる可能性さえあります・・。
ある意味、コミュニケーションは「意識的にする」必要があるかもしれません…。

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左は「維新ふるさと館」。

地域性に根付く、対人能力の不足か…?

「モノ」や「金」だけで十分ではないか…というのも、ごく一般的な意見だと思います。
しかし、実はコミュニケーションが結構重要ではないかと、私の経験上は感じるのです。

実際にそれが分かったのは労働トラブルの相談のときで、「金」の問題であっても、実は本質的にはそこが原因ではないかもしれないと気づいたのです。
つまり、賃金・残業代・有休等が発端なのは事実ですが、その前に労使の信頼関係が十分あれば防げたのではないかと……

一般的な労働者(?)が、第三者にまで相談をするのは、それだけで相当なエネルギーが必要です。これは、そうするだけの強い「思い=理由」があると言わざるを得ません…。
それが、私の思う「労使の信頼関係」の崩壊であり、「コミュニケーション不足」です。

噛み砕いて言うと、「モノ」や「金」が十分なくても人間的な付き合いが深ければ、簡単に相手を「売る」ことはしないのではないかと…。(もちろん、法令基準や世間水準等を満たすことも重要ですが…)
加えて、残念ながらこの地域に根付く無意識の古い体質が大きいことも感じます・・。

これを改善する方法は、個人的には「対人能力」の向上だと思いますし、そうした機会を持つことを強くお勧めしたいところです。

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 〔あとがき〕
今回のテーマは、私が相談員をしている時から考えていた大きな問題意識でした。最後に改めて解決策の提示をしていますが、最近は「人間関係の限界」も感じています・・・
この辺りは深いので、別の問題とも絡めて今後考えていきます…。

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