「難しいことを簡単に」と「簡単なことを難しく」を使い分けること

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専門家のあるべき姿として語られることの多い、「難しいことを簡単に」ということ。
一方で「簡単なことを難しく」考えるのも、対象によっては有りだという話題を・・。

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「難しいことを簡単に」は万能か?

専門家がそれ以外の人に向けて話しをする際、良く「難しいことを簡単に」と言われます。全くその通りですし、そうでない話しは意味がないとさえ思います。

偉い人?の話しは難しくて当然というのは今は通用しないでしょうし、社会の進化とともに変わってきた部分でしょう。一方で「昔」を引き摺った専門家もまだまだ多いのかもしれませんが・・・

タイトルに逆説的な言葉を続けたのは、それらを否定をするものではありません。むしろ、何に対してそうした考え方が有効か、検証してみたいというのが今回の内容です。

 

〔参考過去記事〕

見る視点を変えてみる「リフレーミング」のすすめ
私たちは一つの面からだけで物事を判断しがちですが、見る視点や枠組みを変えることが役立つケースがあります。メンタル面にも顕著に良い、以前学んだ心理学で個人的にも一番の学びとなったこの言葉についてまと...

 

「簡単なことを難しく」を考えてみる

そこで、「簡単なことを難しく」とはどういうことかについてすすめます。
簡単なことを難しくするのは、権威主義的な匂いもします。そこへのアンチテーゼなら理解できますし、それ以外にも場面が違ったら「逆もまた真なり」だと思うのです。

言いたいことは、簡単(短絡的)に結論を出さず、深く考えてみることも大事ではないかということ。
私の係わる仕事の分野で言えば、従業員の賃金を上げると会社(=自分?)の利益が減ると簡単に結論付けることは、いわば短絡的な思考パターンです。

短期的にはその通りですが、長期的には従業員の能力やモチベーション等が上がって、それまで以上に業績が上がる場合だって十分あり得ます。つまり、対象によって少し立ち止まり、「簡単なことを難しく」考えることも大事だということです。

 

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そもそも何の専門家なのかということ

上記の前提で専門家の心がけを再度考えると、そもそも何の専門家なのかという点に辿り着きます。冒頭のように専門家が専門家でない人たちに向けて、「専門的な話」をする場合は「難しいことを簡単に」が望ましいでしょう。

逆に士業やコンサルタントなど顧客やクライアントを支援する立場であれば、真の問題解決や改善案を簡単ではなくても伝える専門家だと言えますね…。もちろん相手があることなので、伝え方や実行できるかどうかを見極める必要はありますが・・・

結局、「そもそも何の専門家なのか」という点でその対象が変わり、今回のように心がけが変わるという訳です。繰り返しますが、相手に貢献するのが中心となる訳ですから、相手に合わせつつ、決めつけずにこの使い分けを生かしていきたいものです。

 

やや抽象的になりましたが、ついつい「専門家」などとされている?といつしか勘違いしてしまいがちです。自戒を込めて、今回はまとめてみました。

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 〔あとがき〕
桜も早目に散り始め、ここ数日は4月らしからぬ寒の戻りがあります。前回と今回は磯庭園こと仙巌園の写真を使っていますが、『西郷どん』効果なのか観光客も多めでした(行った日は、中国人観光客ばかりでしたが・・)。

 

近頃のGood & New
・ペペロンチーノの作り方(動画)

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