現実に引きずられ過ぎていると、いつの間にか理想は見えなくなりがちなのが世の常…。
仕事では特にそうした面が強く、ビジョンやミッションを忘れてしまうことも・・・
今回は、そんな「初心」などについて思うことをまとめます。
専門雑誌系(WEB労政時報)サイトで、とあるコラムのエピソードを読みました。
「変革は一人から始められる~10歳の少女から学ぶこと~」
https://www.humanvalue.co.jp/wwd/research/insights/rosai/web_61012/
これを読んで、久しぶりに自身の社労士としての「初心」を強く意識しました。
「共感・全員参加型の人中心の経営を広めること」等、ネット上で掲げているビジョンのことです。
コラムを書いているのは、最近ブログ上でも触れた「ポジティブアプローチ」を推進している人事コンサルタント(ヒューマンバリュー)の方……。
その意味で社労士の労務管理の実務とはやや離れた、最先端のマネジメント知識とも言えますが…。
ある方は「変革レベルのマネジメント」と呼ぶもので、個人的にも理想と思っていた組織や社員の状態ですね・・(*最近は、あまりブログ等で表現しなくなっていました…)。
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そんな、「改善」というより「変革」レベルともなると、伝統的な労務管理とは必ずしも親和性が高いとは言えません…。むしろ、正反対の考え方や手法が取られることもあるでしょう・・。
例えば、就業規則は労務管理の「改善」のとき重要視されますが、「変革」レベルのマネジメントの場合には意味をなさなくなりそうです。
従業員が自ら主体的に動くことが推奨されるので、上からのルールの押しつけなど真逆という訳ですね…。
こうしたことから、ハードルが高いだけではなく、労務管理とは相反するのではないかという心配すらあります…。
どうしたら労務管理とこうした最先端のマネジメントを一体化させられるかが、これまでさんざん試行錯誤してきた中心だったのかもしれません…。
前述のように「人中心」などと従来から私なりの表現にしていますが、理想はやはり変革レベルのマネジメントです。その分、上記のようなギャップに常に悩まされるのかもしれませんが…。
しかし、これまでしてきたように、ミッションの「灯を灯しつづけること」が大事だと、今回の話しを読んで改めて感じているところです。
10歳の少女に恥ずかしくないようにしたいと……
労務管理や改善の「積み重ね」だけでは、そうした最先端のマネジメントにつながらないかもしれません。しかし、「積み重ねること」自体を止めてはいけないと理屈抜きに感じてもいます・・・
就業規則に関して言えば、上からの押しつけだけではない、ボトムアップ形式の工夫などもできそうですし…。
つまり、一人でも「存在」し「行動」し続けることが、いずれは何かを少しづつでも変革することになると信じたいのです。(とは言え、信念が必要で、ある意味ドンキホーテ的になりますが…)
読まれた方には、ちょっと青臭く感じられる話題だったかもしれませんが、自らのできる範囲でこうした努力も継続していきたいものです……
最近「他者貢献」を第一にしていたこともあって、自身の思いやミッションを封印していた面があります。両方ともおろそかにできないという意識になって、バランスさせたいという決意の記事でした。
(*写真は、先日仕事のついでに行った湯前町~西米良村のドライブより。)
近頃の関心ごと
・(改めて)社員研修
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