最近、世の中的では堰を切ったように人事労務関連の話題が増えています。
先日のプレミアムフライデーはじめ、過労自殺問題、労働時間規制など、「働き方改革」とも言われるこの流れを、自らの方向性との関係で考えてみました。
先日、熊本市内で「働き方改革」に関する研修を受けてきました。国の審議会のメンバーに入っていらっしゃる東京大学の水町勇一郎先生が講師だったこともあり、臨場感のあるタイムリーな機会でした。
社労士には大きなトピックとなるであろう「同一労働同一賃金」について丁寧に解説していただき、たいへん参考になりました。
詳しい内容にここでは触れませんが、パネルディスカッションも含め様々な視点で語られましたし・・。
このように注目されている法改正等がある時には、顧客と出会うきっかけになるチャンスとも言われます。その意味で、これからは人事労務がクローズアップされる好機なのかもしれませんね…。
世の中の流れを捉えてビジネスチャンスにすることは良く言われますし、そのこと自体はある意味当然でしょう。しかし、個人運営の事務所(⇒フリーランス的な場合…)は少し考える必要があるかも・・。
例えば、一人でできる仕事量に限度がある上、その分野を自分が得意かどうかは別・・。チャレンジ精神は必要としても、無理な受託量は自らの首を絞めるだけかも……
そもそも、自身の方向性を無視して継続することはできないかもしれませんし…。
もちろん、士業として(特に開業当初)は、業務を選り好みすることは基本的に無理です(そうしたことが定められている事情もあります…)。
それでも、「正当な理由」があれば断ることもできるし、積極的な仕事の獲得を手掛ける前に考慮するべき部分でしょう…。
とは言え、上述のように今まさに人事労務のテーマとしてクローズアップされていることは無視できませんし、社会的な期待が高まることも間違いありません。
それでも、自戒を込めて、限られた時間の中で自分自身が取り組む部分を選択する必要がありそうです。単に売り上げが上がるからというだけでなく、提供できる価値があることが大事でしょう…。
客観的に見ることも必要ながら、「世の中のニーズ」と「自分の得意」が重なるところで、本来取り組みたいものです。(まあ、安易に踊らされない意味でも……)
そうすれば、専門家としてはもちろん、自分らしく世の中の役に立つ仕事が継続できるのではないかと……
まあ、生活に必要な仕事もしなければなりませんが、できる限りそうした視点を持つようにしたいという話しです…。
ようは、相手も自分自身も「次につながる」仕事の方が楽しいということで・・。
まだまだ自分自身も揺れますが、ここ数年の同業の増加や環境変化に伴って少しづつ士業も変わっていくでしょう…。つい最近も、業界の供給過剰感を感じる話しを聞いたばかりですし・・。結局のところ、各人の工夫が必要なのかも…?
(*今回の記事中の写真は、研修で訪れた熊本市中心街等にて…。)
近頃の関心ごと
・…(とあること)
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